住宅を計画する上で、「現地を見る」「土地を調べる」ことは、重要です。
今回は、設計依頼を受けて、現地と役所調査に行ってきました。
この記事でわかること
- 現地調査ってこんなこと
- 役所調査ってこんなこと
まず、設計のご相談を頂いたらすることがあります。
それは、土地をみること「現地調査」です
現地調査ってこんなこと
現地調査については、 こちら の記事でも記載していますので参考にしてください
では、今回は具体的に。
まずは、【道路の状況】
今回は、道路までの道が狭く、認定道路になっているかが重要そうです。
事前にインターネットで道路の状況を調べたところ、道路にはなっていない可能性が・・・
(今回は、福岡市だったため、インターネットの道路情報にて事前確認)
現地をみる限りは、4m以上ありそうです。
次に【インフラの状況】
前面道路には、公共下水や水道もありそうです。電柱も敷地の目の前にあり、電気は大丈夫そうです。
(下水や水道は、道路に公共下水ます・水道の引き込みがあるかなどで現地をみていきます)
(敷地の中にも下水の最終ますがあったので、下水は確定)
(雨水についても、道路に側溝があるので問題なさそう)
敷地の中に、井戸の立ち上がりが・・・これは井戸もありそうです。
(井戸水がある場合は、それを使用するか、飲料水として使用できるかなど別にも調査が必要)
次に【敷地の形と境界杭(ピン)の確認、ブロックなども】
ん?今回は、字図と敷地の形状が違う・・・これは後から確認が必要そうです(この場合は別に調査が必要です)
そして、ブロックなどの状況も一緒にチェック!
今回は、敷地測量(測量専門のプロに依頼)を入れる予定の為、高低差や敷地の形状は追って調査します!
ここからが重要・・・・
【敷地の抜けや景観などもチェック】
ここからは、間取りやコンセプトに必要な要素を確認。
土地に立って周りを見渡して、感じていきます(ここからがオンリーワンの家づくりの始まりです)
役所調査ってこんなこと
敷地を見に行って、気になる項目をチェック!
今回は、福岡市役所に行ってきました。
まずは、「道路」
事前にインターネットで調べて認定でなさそうでしたが、どうでしょう。
福岡市役所に道路を専門に相談できる窓口があります。
そこに行って調査・・・・今回は法42条1項5号道路と「認定道路」でした!!!
しかし、この5号道路はちょっと曲者でしたので、証明書を発行してもらいました。
(道路の細かい認定については、また後日)
次に、他の条例や法律もチェック。
今回は、「戸建住環境形成地区(特別用途地区)」という地域でもありましたので、再度チェック!!
まとめ
建築士は、プランを作る前に色々調べています。
・敷地のチェック(現地のチェック)
・法律のチェック(役所調査)
・要望のまとめ、コンセプトの確認
よく、展示場に来場して、「一週間でプラン提出します!」なんて話を伺います。
本当に「オンリーワン」敷地に適した、あなただけの住まいを手に入れようと思ったら1週間ではできないと思います。
ちゃんとしたプランを計画して欲しい場合は、設計事務所に相談しましょう!
注文住宅を建てることは、初めてという方が多く、「家づくり」をしっかりと勉強しないと工務店の言いなりになり、失敗してしまい、後悔することになります。
「満足!!」といっている人は、本当の家づくりを知らないことで「満足」と感じているかもしれません。
後悔しないためには、プロの意見をしっかりと言ってくれる設計事務所を見つけて、理想の暮らしを手に入れてください。
この記事が少しでも役に立って、設計事務所に相談してみようと思う方が増えると幸いです。
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