建築士は何でも建てられる!
あなたの住まいを誰に頼みたいですか?
できれば、プロでも「専門家」に頼みたくないでしょうか?
住宅のプロと言えば「建築家」と思うかもしれません。
建築家と建築士は違いがあり、建築士は国家資格です。
驚かれるかもしれませんが、建築家は今日からでも「私は建築家!」と言えばなれます。
建築士には「一級」「二級」「木造」の建築士がいます。
それぞれ、建てられる建物範囲が決まってます。
その中でも「一級建築士」は、ほとんどの建物が建てられる資格です。
よく、「一級建築士は、何でもできるのですね!」と言われます。
答えは「半分YES、半分NO」です。
実は、建築士にも専門性があります。
大きくは、「意匠」「構造」「設備」に分かれます。
「意匠」は、デザインも含めた建物全体の計画をすること
「構造」は、文字通り、構造を計画・計算すること
「設備」は、空調や電気など設備関係の計画をすることです。
みな一級建築士ができる仕事ではありますが、建物が大きくなればなるほど、それぞれのセクションで行います。
似たような職業に「医者(医師)」があります。
医師免許があれば医師ですが、お腹が痛い時は「外科」には行かず、まずは「内科」に行くと思います。
医者はちゃんと専門性で分かれていることは、皆理解しており、専門の先生にお願いすると思います。
では、皆様が住む「住宅」は誰に相談しますか?
一級建築士でも「専門(得意分野)」があります。
マンションを設計する方、病院やクリニックを設計する方、テナントを設計する方など、様々です。
病院と同じで専門は専門の方に相談が一番。
住宅については、住宅を専門に設計・監理をしている「一級建築士」に相談するのが、一番だと思います。
ここでさらっと書きましたが、住宅をつくる上では「設計」と「監理」があります。
「設計」は住宅を計画すること(法規をチェックしたり、図面を書いたりします)
では「監理」とは?
「監理」とは、図面通り現場ができているかチェックすることです。
この監理って結構重要です。
よい図面であっても、その通り建物が作れないと良い建物にはなりません。
そこをチェックするのが「監理」です。
現場もわかってないと監理はできないですよね!!
設計事務所に住宅の設計を頼むと、この「設計」と「監理」をお願いできます。
良い住まいをつくるためには、住宅専門の「一級建築士」に「設計」と「監理」を相談するのが一番よいと思います。
建築の法律は日々変わっています。同じく住宅のニーズ(要望+トレンド)や商品も日々変化します。
そういった意味では、住宅に精通している建築士に相談することが良いと感じています。