デザインの考え方は様々です。
どれが正解ということはないと思いますが、モノコトデザインでは「ひく」デザインを心がけています。
「たす」デザインとは、文字通り足していくデザインです。デコラティブな装飾はもちろん、壁をくり抜くニッチや飾り棚なども足すデザインになると考えます。
「ひく」デザインとは、出来るだけすっきりとさせることを考えます。具体的には、「空間の線を少なくすること」です。窓やドアの高さをそろえる。天井をすっきりさせるため、ダウンライトを出来るだけ使わないなどもそうです。
線を少なくするためだけにこだわると、シンプルすぎて味気ない空間になることもありますので、格子などのデザインや石や自然素材を生かしたアクセントで空間の厚みを増すことは行います。
落ち着きあるデザインは、「ひく」デザインでつくることができます。「ニッチをつけたい」「壁を凸凹させたい」などご要望がありますが、住み始めると、家具や小物が空間の中に足されます。それを加味すると無駄に装飾を入れないのがオシャレに住むポイントです。
