家の中で一日の三分の一を過ごす場所が「寝室」です。
ただ眠るだけの空間と思われがちですが、風水と設計の両面から見れば、寝室の配置やレイアウトは「健康・人間関係・仕事運」にまで影響します。

具体的な解説

風水の考え方では、寝室は「家の気」を整えるうえで最重要ポイント。特にベッドの配置は次の点に注意が必要です。

  1. ドアの真正面にベッドを置かない
     ドアから入ってくる気が直接体に当たり、落ち着きにくくなります。
  2. 窓の下にベッドを置かない
     外の影響を受けやすく、熟睡できない原因になります。
  3. 頭の向きは自分にあった方向にむける
     ベッドの向きは人それぞれあった方向があります。寝る向きをそろえると安心感を得ることが大切です。
  4. 低い位置で寝ない
     気は寝ている間に下にたまります。床より少し高い位置で寝るのが安眠につながります。

これらは風水的な基本ですが、建築士としての設計の視点からも同じことが言えます。
ドアや窓の位置、壁の安定感は、音や光、通風の影響を最小限にし、質の高い睡眠につながります。

建築士の視点

私はこれまで3000棟以上の住まいに関わってきましたが、快眠できる寝室ほど住まい手の満足度が高い傾向があります。
「旅行から帰ってきても、やっぱり自分の寝室が一番落ち着く」——そんな声をいただけるのが、私にとって一番嬉しい瞬間です。

性能やデザインも大切ですが、最終的には「心身を休める場所」として機能するかどうかが、家づくりの質を決めます。

まとめ

寝室は、ただの「寝る部屋」ではなく、家族の健康と幸せを育む空間です。
健康をととのえることが、一番大事なことです。
風水で金運UPを狙う方がたくさんいますが、健康を害してしまうと意味がありません。
これから家づくりを考える方は、ぜひベッドの配置や間取りの計画に、風水と設計の両面からの工夫を取り入れてみてください。

( プロフィール)
モノコトデザイン株式会社 代表取締役
一級建築士 日吉一幸
著書『3000人の家を建てて気づいた本当に「良い家」の建て方』