お家のダイニングテーブルは丸ですか?四角ですか?

どちらが好みですか?

居間と呼ばれる部屋があった頃は、
ダイニングテーブルの変わりに「ちゃぶ台」がありました。

ちゃぶ台のメリットは、折りたたみができ片付ける事ができる為、
部屋を多目的なスペースとして使用できることでした。


しかし、それだけではありません。
ちゃぶ台とダイニングテーブルの形を想像してみて下さい。
一般的にちゃぶ台のイメージは丸ですよね。
ダイニングテーブルは四角が多いと思います。


このテーブルの形が「団らん」に大きな影響を与えます。

四角いダイニングテーブは、家族の座る位置が決定していく為、
家族の誰かが抜けて少人数で食事をする際、空いたスペース(空席)感が出てしまいます。
その為、食事の楽しさが半減します。
また、対面して座る為視線が外せず緊張した状態になります。

よく異性と飲む際はカウンターがよいと言います。
対面テーブルでは、視線が交差するため無意識のうちに緊張が走ります。
カウンターで隣り合わせの場合、視線が交差しないため緊張感が無くなり親近感を持って話せるのです。

そこで丸テーブルはというと、固定席になりにくく角がない為対面して座ることが少なくなります。
何より丸の場合、席の空席感が埋まります。

このような効果を知ってか知らずか、ちゃぶ台には団らんの場があったのです。

しかし、丸テーブルにもデメリットはあります。
それは、四角いテーブルに比べると設置スペースが広く必要ということです。
ちゃぶ台であれば椅子が要らないため、設置スペースは小さく出来ますが
ダイニングテーブルが丸の場合、椅子を引くスペースが必要になります。

核家族であれば、キッチン前に簡単な軽食用のカウンターをつけて、
あとは小さな丸いダイニングテーブルを置けば楽しい空間が作れそうですね!

テーブルひとつの事ですがこんなにも気持ちが変わるのです。

「居間」=「リビング」と良く思われていますが、
居間が消えつつある現在では、「ダイニング」こそが居間に変わるコミュニケーションの場だと思います。

個人的に一番大切にしたい場所は「ダイニング」だと思っています。

食卓を囲むことでいつも「パーティ」ができますね!!