先日、家についての話をしていたらこんなご質問がありました。
「平屋って二階建てより安く建てられるんですよね?」
「やっぱり二階建ては家が大きくなるから高いですよね!」
平屋のほうが高くなりますよ・・・。
「え。平屋のほうがちっちゃいじゃないですか」
うーん。大きさは様々ですが、同じ広さの家を建てようと考えたら平屋の方が高くなりますよ。
「なぜ?」
平屋の場合は、屋根と基礎の面積が増えます。二階建て(総二階)の場合だと、
屋根と基礎の面積は半分になりますよね。
つまり、屋根と基礎の代金が変わってくるのです。
平屋は、広い土地も必要になり土地代も上がってしまいますね。(下の図参照)
「ほぉ・・・と言うことは三階建ては安いんですね。」
そーとはいえないんですよ(^_^;)
「屋根も基礎も三分の一じゃないですか!!」
実は三階建てになると木造の場合、法律の適用範囲が変わるので高くなることが多いですね。
「なぜ?」
いくつか理由はあるのですが、一番の原因は構造の計算方法が変わります。
その為、構造計算料や申請費用もUPします。
また、建物の高さが高くなるぶん構造材が大きくなったり、
柱が増えたりするため二階建てに比べ割高感が出てきます。
「二階建てが多いのはそんな理由があるんですね」
まぁ金額だけならそういう理由になりますね。
しかし平屋には平屋のメリットがありますし、三階建ても三階建ての良さがありますね。
建てる場所と要望とライフスタイルによってどれがよいかは変わってきます。
今は二階建てが良くても、歳をとってくると平屋が良いなど住まいの形は変化します。
その中でよい方法を見つけ出すのが家づくりのポイントですね。
「しっかり話して決めないと見た目だけで決めたら駄目ですね。(>_<)」
意外に、家は二階建てと最初から考えている方が多いようです。
一番自分にあった建て方を見つけるためにも、専門家に相談は必要ですね!
住まいに疑問を感じたら、まずはご相談を。