最近は、新築だけでなく
中古物件をリノベーションして住みたいという方の相談も増えてきました。

以前は「中古はちょっと・・・」
と選択肢に上がらないことも多かったように思われます。

リノベーションと言っても大きくは二つに分かれます。
​①マンションのリノベーション
②戸建住宅のリノベーション

①のマンションはよく見かけますね。
部屋全部を解体(スケルトン)して部屋の間取りを作り直し
お洒落なデザインにすることが多いです。
「わぁ素敵!!!」って物件が多いですよね。

マンションリノベーションは、
構造体(家に重要な部分)を扱わず工事できる為、
建築の観点からいえば比較的簡単な工事になります。
その為建築の知識が無い分野の方が新規事業として算入しやすい部分です。
セルフリノベーションはこの範囲でみなさん行っています。

②の戸建!これが重要です!!!!
実は①の工事と大きく違う所は、構造体を工事する必要が多いこと。
マンションと違う所は、
屋根・壁・柱・梁・基礎・・・と家に重要な部分(失敗すると欠陥住宅になる)
を工事する必要が出てきます。

これって結構重要なことです。
「簡単」にはできないってことです。 

セルフリノベーションを行う様に自分で
マンションをリノベーションする感覚で工事してしまうと大変なんです。

リノベーションはマンションリノベーションが流行っていることで
素適なデザインと味のあるお洒落なものが簡単に手に入ると思われています。

新築は0(何もない)からつくります。
しかし戸建のリノベーションはそうもいきません・・・

あるものから0に近い状態に工事し補修し、
それをまた違った形の100に近づけるものです。
経験と技術が必要なのです。

戸建リノベーションを行う場合は、
しっかりと現状を確認して打合せを行ってから工事すると良いと思います。

戸建とマンションでは工事内容が違うため、
戸建リノベーションを行う場合は、経験豊かな会社に相談することも重要です。
可能であれば一度実施現場を見せて頂くのも一つの手だと思います。

家の状態と住まいの要望をしっかり見つめて専門家とどの案が一番良いのか、
計画することが一番の近道ですね。