「人生後半のリノベーション」のこだわりポイント!(事例)

住み慣れた我が家、もしくは新しく購入しようとする家をリノベーションするからには、要望をまとめてこだわりたいもの。
実際に「人生後半のリノベーション」を行った際のこだわりポイントをご紹介いたします。
参考にされてみてはいかがでしょうか?


 Point.1 「古きを生かし、新しくする」

「元々ある立派な梁や柱はそのままに今まで暮らしてきた証は残したい。でも新しいテイストにしたい。」
よくある古民家の和風リノベーションテイストではなく、新しいエッセンスを取り入れました。
リビングのソファは新婚当時の奥様の想い出の品。昔の和風の家には少し合わないと言われておりましたが、「そのまま使えます!」とご提案。新しい住まいには欠かせないものになりました。

Point.2 「好きな風景を眺める」

「自分の畑を眺めたい」誰しもゆっくり眺めたい景色はあるもの。
まして自分が作っている果実がどんな成長していくかは気になりますよね。そんなご要望を叶えるように大きな窓を設置。部屋にたくさんの光を取り入れる役目もあります。スツールに腰掛けながら果実の成長過程を観察。鳥が飛んで来たり、雲が流れたり楽しい風景がありました。

Point.3 「演奏会!お孫さん達が集う空間」

お嬢様の成長により弾く頻度が下がってしまったピアノ。そのまま部屋に眠らせておくのはもったいない!ピアノは見られて弾いて上手になるもの。北側の柔らかい光が差す場所でステージをご提案。リビングからは見えずらい場所ですがしっかり空気は感じられます。
お孫様もピアノを始められたとのことで、遊びにきたら順番に演奏。ご主人の窓辺スペースの傍にあるのでスツールに座って順番待ち。
「また遊びに来たい!」とお孫様から言われると嬉しいものですよね。

Point.4 「趣味のスペース」

「自分の書斎!」って憧れでしたよね。子供が小さい頃は中々自分の書斎スペースは取れないもの。
子供の成長により出来たスペースを有効活用。いつでもゆっくり自分の時間が持てます。夜ゆっくり本を読んだり書物をしたりとプライベート部分と家族の共有スペースのオンとオフをしっかり切り替え。

「帽子」が多いご主人様のちょっとした収納アイディア。好きなものに囲まれる幸せ。

Point.5 「座敷を明るい空間に」

「薄暗いので中々座敷に行くことは少ない。リビングからは少し遠く感じていた。どうにかして近く感じる空間にしたい。」
元々は客間として使用していた座敷。一昔前はここで法事や祭事を行う場所でした。祭事も減り、薄暗い和室は子供たちも近寄らず空いた空間に。それを解決する為、ご要望に沿いつつカラーコーディネートで素材や色を温かく親しみやすいものを使い、近く感じられる様にご提案いたしました。
その結果、お仏壇との距離も近く感じ、毎日必ずこの部屋に来るようになったとのことです。

Point.6 「お出迎えする玄関」

旅館の様にお出迎えできる玄関をご提案。当所は、障子で隔てていた玄関、動線を少し工夫してあげるだけで奥行ある空間を作ることができます。元々あった素材を生かし、さらに新しい素材で今までと少し違った空間を作る。これがリノベーションの醍醐味かもしれません。
「お客様をゆっくり迎え入れる」そんな玄関になりました。

Point.7 「良い場所に寝室を作る」

明るい光と共に朝は目覚めたいもの。寝室は身体を整える意味ではとても重要な場所。
風水建築でも寝室の「寝る向き・寝る場所」は一番重視します。
今回は、ご夫婦の寝室を大改造!和室と縁側だった空間が、ベットが置ける広々とした明るい寝室に。

Point.8 「収納にも工夫を」

どうしても荷物が溜まってしまう。収納する前には「整理」が必要です。やみくもに収納場所をつくっても荷物が溜まるばかり・・・適材適所に収納をご提案。
扉一つとっても形は様々。湿気が溜まりやすい場所、収納品によっての開閉方法など様々な工夫を施しました。クローゼットには通風を考えた格子の扉をご提案。
収納を考える前に、「パーソナルカラー診断」を行えば整理がしやすくなります。
(モノコトデザインのリノベーションでは、ご希望のあるお客様はパーソナルカラー診断をさせて頂くことができます)


Point.9 「小屋裏空間も有効的に」

元々二階に作られていた部屋は天井高も低く圧迫感のある空間でした。
せっかくならここも素敵な空間に!家丸ごと断熱材にて暖か空間に仕上げて小屋裏も有効活用。今まで見えていなかった大きな梁も現して山小屋空間をお提案。
照明も「月」をイメージして暖かく仕上がっています。熱が溜まりやすい小屋裏の収納はもちろん通風を考えた仕様にしています。

最後に 「思い出も大事に・・・」

リノベーションのご提案を行う際、モノコトデザイン独自の詳細なヒアリングを行います。
ここでは様々なお話を伺う事になります。お父様よりお話を伺う中で、以前工事した際の写真を見せて頂きました。「この時はこうだった。ここをこうした・・・そして・・・」。
たくさんの思い出が詰まっておりました。家は一緒に歳をとって行きます。その分思い出が詰まって愛着がわくものです。リノベーションは全て壊して新しくするのではなく、今までの想い出を引き継いで新しい空間にする作業です。
人の身体が傷んでくるように、家も同じ様に痛みます。後半の人生を共に迎える為に一緒に考えてみませんか?

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