※風水ができる一級建築士がやさしく解説します ※
家を建てるとき、間取りや性能だけでなく、
「どんな空間の中で暮らしていくか?」という視点もとても大切です。
私はこれまで、多くのご家族の住まいを設計してきました。
その中で感じるのは、心地よい住まいには“目に見えない巡り”があるということ。
風水というと少し特別に聞こえるかもしれませんが、
本来は『暮らしを整えるための生活の知恵』のようなものです。
この記事では、一級建築士の立場から、
家づくりの前に知っておくと役立つ「ととのえ風水」の基本の3つをご紹介します。
これらは、新しい家だけでなく、現在お住いのおうちから実践していただけると効果は倍増です。
① 玄関は“気”の入り口。まずは「物を減らす」ことから
風水では、玄関は家全体の「気の入口」と言われます。
ですが、複雑な方位やルールよりも、まず大事なのは “余白”です。
- 靴が何足も出たまま
- 宅配の箱が積まれている
- 入った瞬間に“生活感のかたまり”が見える
そんな状態では、よい気も入りづらくなってしまいます。
まずは ”” 『毎日すっきりと迎え入れる玄関』”” を目指してみてください。
設計上風水を取り入れる場合も、玄関を重視することで、家全体の空気感が変わります。
② 水まわりは運気を測る鏡。「見せたくなる清潔感」を意識
キッチン、トイレ、洗面などの水まわりは、
風水ではよく金運・健康運と深く関わる場所といわれています。
実際は、水周りは風水の鑑定には大きく関係する場所ではありません。
しかしながら、水周りを「風水」と言われるには理由があります。
それは、『水がよどむことを風水では嫌います』
ジメジメした空間では、良い気は生まれませんし、健康を害してしまいます。
特別なことをしなくても、
””「人に見られてもいい状態か?」”” という感覚できれいにしていただければOKです。
- 洗面台はモノが出っぱなしになっていないか
- トイレは明るく保たれているか
- 排水口や水垢のお掃除ができているか
建築士として感じるのは、水まわりが整っている家は、暮らしや気持ちが安定していることが多いということ。
小さな習慣が、空間と気持ちの巡りを良くしてくれます。
③ 観葉植物は小さな風水。家の空気を“めぐらせる”存在
風水といえば「風水アイテム!」
西に黄色! 竜の置物! そういった風水アイテムは必要ありません。
一番の風水アイテムは観葉植物です。
おうちはオシャレなのに玄関開けたら風水グッズ・・・・
オシャレにしたかったのに・・・
風水でオシャレにしたい!
そんな方にこそおすすめなのが、観葉植物を取り入れることです。
- 丸い葉の植物(やさしい気を運ぶ)
- 清潔な鉢と水やりの習慣
- 定期的に手入れをしてあげる
これだけで、空間に 「自然のゆらぎ」 が生まれます。
インテリアコーディネートでも、小さなグリーンを置けるような工夫をよくします。
植物は、気の流れだけでなく人の気持ちにも作用する、見えない名脇役です。
やわらかく、設計に活かす“風水”という考え方
私自身、一級建築士として、ガチガチの風水設計はおすすめしていません。
でも「暮らしを整えるヒント」としての風水は、とても有効です。
方位、配置、光、動線…。
そうした設計の中に、“気の巡り”というもう一つのレイヤーを加えることで、
住む人にとって、深い安心感と落ち着きが生まれると感じています。
まずは、現在のおうちから試してみて下さい
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モノコトデザインでは、
一級建築士の視点から、設計と風水の両方を踏まえた住まいのアドバイスを行っています。
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