「おかえりなさい」と迎える場所
「いってきます」と背中を押す場所

玄関は、住まいの顔であり、空気の入口であり、
暮らし全体の“気”が出入りする、大切な場所です。

玄関の印象で、家の空気が決まる

初めて訪れる人を迎えるのも、
毎日暮らす自分が毎日通る場所も玄関。

花や絵、ちょっとしたセンスある置物があるだけで
「この家、なんかいいな」と思われるものです。

整った玄関には、よい気が集まりやすくなります。
逆に、靴が散乱していたり、湿気っぽかったり、ものが散乱していると、
よい運気も入りづらくなります。

「設計的にも」玄関は大事なポイント

一級建築士として、住宅の設計をするとき、
「玄関まわり」については、丁寧に考えます。

玄関ドアの向き、光の入り方、
人の動線と視線、靴収納の配置・・・

それらは、気の流れを整えることにもつながります。

「風通しの良い玄関」や「光の入る明るい玄関」には
自然とよい気も流れこみ、家全体の空気感が整います。

玄関に「余白」をつくると、気が流れはじめる。

風水では、玄関は“気の出入口”と考えます。

だからこそ、なるべくモノを置きすぎず、
「清潔感」や「余白」があることが大切です。

忙しい朝も、帰宅した夜も、
靴をすっとしまい、花や香りで気を整える。

そのほんの少しの心がけが、
家全体、そして心全体に波及していきます。

整っている玄関は、人生の流れも整えてくれる。

玄関を整えるだけで、なんとなく気持ちが前向きになる。
そんな経験、ありませんか?

それはきっと、気の流れが変わったから。

大きな模様替えや間取り変更をしなくても、
「玄関を整える」ことは、住まいを整える第一歩です。

今の玄関、どんな空気が流れているでしょうか。
あなたの暮らしに、ちいさな「整え」を増やすことで「マイホーム」に近づきます。

『あなたの玄関は、今どんな気が流れていますか?』

まずはひとつ、靴を片付けるだけでも“気”は動きます。

次回は“リビングの抜け感” “観葉植物” について、少しだけ風水の視点も踏まえてお届けしますね。

この記事が、あなたの暮らしと住まいのヒントになれば嬉しいです。

「風水がわかる一級建築士」 モノコトデザイン 日吉 一幸