モノコトデザインでは、設計を行う上で「9つの大事なコンセプト」を基に計画を進めます。
「つなげる」「考える」「取り込む」「あつまる」「簡単にする」
「やさしくする」「感じる」「灯す」 「かたちにする」
家づくり二十数年・・・設計を行ってきて、この九つのコンセプトが重要な「核」になると思っております。
1「つなげる」
家族をつなげる
同じ空間を共有することで家族はつながりが濃くなると思います。
ひとつひとつのコトが楽しくなるように人がつながる空間を考えます。
部屋をつなげる
部屋はブツブツ区切るのではなく、優しく区切る。
縦も横も一つの空間でつくる事がよいと考えます。
孤立した空間ではなく、家族の姿は見えなくとも気配は感じる。
家族がつながる空間で過ごすことで、毎日が楽しくなると思います。
次世代へつなげる
近年日本の家の寿命は短いです。
”親から子へ”と昔は引き継がれて行きました。
壊しては建てる。
そういった住まいではなく”愛着のある住まい”をつなげていきたいと考えます。
2「考える」
風土・文化を考える
北海道と沖縄では建てる住まいは違います。
風土が違うからです。
では日本と米国で建てる建物は同じでしょうか。
日本国内で違うのに同じはずはありません。
日本は色々なモノを取り入れる事が上手な国です。
しかしそのまま取り入れてもダメなのです。
日本には日本の建て方があると考えます。
3「取り込む」
光や風を取り込む
太陽の光や風は上手に取り込む必要があると思います。
機械だけに頼るのではなく自然を出来るだけ再現できればと考えます。
外を取り込む
建物の中と外は、一体である必要があると思います。
「家庭」と言う文字の様に、家庭は家と庭があって生まれます。
広々とした空間や安らぎを感じる空間を作る為には、建物と外部空間を一緒に考える必要があると思います。
4「あつまる」
家族があつまる
いつの間にかあつまる場所。
家族が知らぬ間に集まってくる場所。
そんな場所があると落ち着くと思います。
隣人・友人があつまる
縁側というものが昔はありました。
縁側で寛いでいると隣人やお友達が集まる。
囲炉裏にもそのような力があったと思います。
現代に取り入れることが難しい事もありますが、人が集まって楽しく過ごせる空間は必要だと思います。
5「簡単にする」
シンプル・イズ・ビューティフル
出来るだけ難しい作りにはせず、シンプルこそが美しいと考えます。
複雑な構造は無理がでます。
ゴテゴテした構造やデザインは壊れやすく複雑になってしまいます。
”シンプルに考える”
その方がコスト面や使い勝手など良い事ばかりだと思います。
6「やさしくする」
景観にやさしくする
土地や建物は自分だけのものではありません。
「個」を主張しすぎて景観を壊すことはある意味罪だと思います。
素敵な建物は、周りに配慮して作られています。
人にやさしくする
小さなお子様でも安心して住めること。
それは素材だけでなく、間取りや色などチェックする所はたくさんあります。
7「感じる」
四季を感じる
日本には四季があります。
四季により感じる事も多いと思います。
その為には、四季折々の木々は必要と感じます。
手触り・素材・空気を感じる
身体に触れる部分は素材を大切にしたいと思います。
もちろん見えない部分も大事です。
息苦しい空間では安らぎは感じられないと考えます。
家具も同じです。
家が良い空間であっても家具により空気を汚すこともあるからです。
8「灯す」
明かりを灯す
遠くから見える家の灯り。
遠くから見る灯りは「ほっ」とすると思います。
灯りは人の心理を左右します。
夜という時間を大事にする空間がよいと思います。
色の明かりを灯す
色は光です。
色のひとつひとつで空間のイメージは変わってしまいます。
心理面への影響も大きく、疎かにできないものです。
9「かたちにする」
想いをかたちにする
誰もが住まいに想いを描くと思います。
素敵な時間が過ごせる空間を提供する事で、想いはかたちになると考えます。
設計者のエゴでつくる”作品”というものでなく、住まう方の”想い”をかたちにできたら良いと考えております。
モノコトデザインは9つの「コト」をかたちにできるよう第一に考えて計画していきます。
まずはお気軽にご相談ください。