家づくりは、人生で何度も経験することではありません。
だからこそ、最初から完璧なものにするのは難しい。
その結果、途中で不安になったり迷ったりするのは当たり前のことです。

そんな家づくりも、
実は、「この3つのこと」を最初に考えておくだけで、驚くほどスムーズに、そして納得感のあるものになります。

今回は、3000人以上のたくさんのご家族と向き合ってきた建築士として、
『これは最初に知ってほしい』と感じている視点を、3つに絞ってわかりやすくお伝えします。

① 「どんな暮らしがしたいか」を言葉にする

間取りでも素材でもなく、まず最初に考えてほしいのは
『あなたが、どんな毎日を過ごしたいか?』ということです。

たとえば――

  • 朝日が差し込むウッドデッキでモーニングコーヒーを飲む
  • 子どもたちが安心して暮らせる家にしたい
  • 静かに一人でこもれる空間がある
  • 帰宅したとき、家族のあかりが灯る「我が家だ!」と感じられる家にしたい

こうした「暮らしの断片」こそ、家づくり設計の軸になります。

間取りを考える前に、
『朝起きてから寝るまでの“1日を物語”としてイメージしてみる』
『休みの日の過ごし方をイメージしてみる』
それだけで、欲しい空間や必要な広さが自然と見えてきます。

② 「予算と価値観の軸」を家族で合わせる

家づくりには、夢も、現実も、どちらも関わってきます。
その中で最もトラブルになりやすいのが、「予算」と「価値観のズレ」

どこにどれだけお金をかけるのか、
何を妥協して、何は絶対にゆずらないのか。
これは家族全員で共有しておくべき大切な視点です。
まずは、夢を描くのが一番ですが、優先順位というものが必ずでてきます。

「価格が高い=良い家」とは限らないし、
「安く建てる=失敗」でもありません。

予算は制約ではなく、自分たちの“選び方”の軸をはっきりさせるきっかけになります。

それをしっかり、建築士に伝えることであきらめるのではなく、違った提案で形にしてくれます。

③ 「誰とつくるか」を慎重に選ぶ

家は、建築士や施工者との“チームプレー”でつくっていくもの。
どんなに素敵なアイデアがあっても、「誰とつくるか」によってその未来は大きく変わります。

  • 大手ハウスメーカーの安心感
  • 地元工務店の柔軟な対応力
  • 建築家とのじっくりした対話

それぞれに良さがあります。
そして、建築士や施工者との“相性”はとても重要です。

あなたの話をよく聞いてくれるか?
専門用語ではなく、あなたの言葉で話してくれるか?
寄り添ってくれる姿勢があるか?
家をモノ売りの様に扱っていないか?

一緒に家をつくる相手は、ただの業者ではなく、「未来の生活」を一緒に描く伴走者
焦らず、ちゃんと信頼できる人を選んでください。
キャンペーンや補助金、性能の話ばかりしてくるのは、あなたのための家づくりではありません。
本当に一緒に家を考えてくれる存在かを見極めて下さい。

まとめ:家づくりは、「あなたにとっての軸」がすべて

最初にこの3つを考えておくだけで、
迷ったときに立ち戻れる“地図”のような役割を果たしてくれます。

  • 暮らしのイメージ
  • 家族の価値観
  • 信頼できるパートナー

この3つが整っていれば、家づくりはあなたらしく、心から納得できるものになります。

困ったらここに立ち換えて下さい。

そんなパートナーに出会えることを楽しみにしています。

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まずは“あなたの家づくり軸”を一緒に見つけていきましょう。