友人の結婚式があり広島県に行ってきました。

式後少し足を伸ばし、今年二度目の宮島へ。

前回は、雨の中の宮島でしたが今回は晴れた宮島。
その為、前回の厳島神社とは違った一面が見れました。
大鳥居も復旧しておりました!(前回は台風で壊れてました・・・)
干潮の時間だったらしくたくさんの人が鳥居へ近づいていました。

潮の引いた厳島神社は、寂しいイメージでしたが潮が引いている建物に人が集まっているので何故か寂しげなイメージは変わりました。 
大鳥居の根元は海底に埋められているわけではなく、杭を打って地盤を強化し、木の中に石を詰めて重くし、鳥居の重みだけで立っています。 

潮の満ち引きで表情を変える境内海という自然環境を丸ごと取り込んだ発想。
潮が満ちると社殿や廻廊はあたかも海に浮かんでいるように感じる作り。
この様な発想は、世界を見てもこの厳島神社だけではないでしょうか。

自然を崇めた日本古来の考え方が、このような自然と調和のとれた建物になったのでしょう。
構造も潮が満ちても大丈夫な床の組み方(水が床に溜まりにくい様)等二度見ると建物の見え方も変わるものですね。 

厳島神社は、突飛な発想だけでなく日本建築様式にも基づいて作られていました。
社殿は、108間(約275m)の廻廊で寝殿造りの影響を強く受けた平安様式の建物です。
「8」と言う数字にこだわり柱の数や床の枚数など様々な部分に縁起を担いでいる様です。

大鳥居までの距離も88間と計算されてるほどのこだわりようです。
厳島神社のすごい所は、干満で姿を変える海にゴミ一つ無いように手入れをし守り続けている所です。
やはり日本三景だけありますね。