実はリフォーム工事って結構問題が多いのはご存じでしょうか?
「満足が少ないリフォーム工事。現状補修だけで大丈夫?」
リフォームやリノベーションは、金額だけで検討してしまうと大きなミスになることがあります。安心できる家を残すためには、しっかりとした知識を学ぶ必要があります。
Q.そもそも リフォーム・リノベーションの違いって?
□リフォームとは?一般的に「リフォーム」とは、老朽化した建物を新築の状態に戻すこと。
マイナスの状態のものを新築時と同じ様にゼロの状態に戻す事を指し、「外壁の塗装」「キッチンやお風呂などの設備の取り換え」「壁紙張替」などが「リフォーム」に該当します。
□リノベーションとは?「リノベーション」とは、プラスαで新たな機能や価値を向上させること。
デザイン性や使い勝手を追加して新たなものとして新築時とは違った、新しい空間を作ることで、壁を取り除いて部屋を広くしたり、間取りを変更することが「リノベーション」に該当します。
Q.リフォーム・リノベーションの現状とは? 注意点
●「建築士」の資格が無くても出来てしまう?!リフォームやリノベーション
新築を建てる際は、申請が必要であり建築士の資格が必要になります。しかし、リフォームやリノベーションに関しては、申請が不要な場合が多いため建築士の資格がなくても工事ができてしまいます。
実際に「デザイナー」「プランナー」と言った肩書で工事の提案ができてしまいます。悪徳リフォームが起こってしまう原因の一つにこういった無資格者が設計してしまうことが挙げられます。
デザイン性のみを重視して、本来の構造や法規といった知識がない場合もあります。
●リフォーム会社のほとんどが設計と施工(監理)が一体?
ほとんどのリフォームを行う会社は、提案(設計)と工事、現場管理(監理)を一体で行っています。具体的には、営業担当者(プランナー)が、現地を確認して提案書(設計図)をつくり、職方に依頼し現場管理をしています。一気通貫はスピードは速いですがチェックは甘くなります。設計も上記で述べた様に細かなことがわからず、職方任せの現場になりがちです。
そのため工事にばらつきが出たり、追加費用が発生する場合も多々あります。設計事務所がリノベーション工事を請け負うことは少ないのが現状ですが、設計事務所に依頼することでメリットはたくさんあります。設計がしっかりしていることはもちろんのこと、現場も職方任せではなくしっかりとした現場監理をすることができます。
●「新築工事」ができれば「リノベーション工事」も出来るの?
新築は、ゼロから作りあげていきます。リノベーションは、マイナスのものをプラスにする必要があります。それには、「今あるもの(既存のもの)」がどうなのか理解する必要があります。柱・梁などの構造や見えない床下・小屋裏部分など知識や経験が大きくものを言います。
●「部分リフォーム」はあまりおすすめできない?
「キッチンが傷んだから取り換える」「お風呂を取り換える」などリフォームをお施主様に言われるがまま提案して、何度かに分けて工事する場合があります。しかし、これらはあまりオススメできません。設備機器は順番に傷んでいきます。
部分的に取り換えをする前に、全体の計画を一度立ててから行うことをオススメしております。家族の住環境は年々変わって行きます。行き当たりばったりの工事では、再度工事を行う必要が出てしまうことがあります。
リフォーム・リノベーションを成功させる為には、ポイントがあります!
・新しい住まいを楽しく過ごせるイメージをつくる
・リノベーションができる経験豊富な建築士と一緒に考えて家づくりを楽しむ
無計画なリフォームやリノベーションは失敗を招きます。
相手任せの工事や漠然と要望やイメージを伝えてもうまくはいきません。
まずは、しっかりとしたイメージをつくり要望をまとめる必要があります。経験の豊富な建築士に相談しましょう。
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