最近は、「広縁」や「濡縁」ってあまり見なくなりましたよね。
テラスやウッドデッキは見ますが。

広縁と縁側にはデッキにはない近所とのつながりもありました。

このように、(いい意味で)内とも外とも言えない空間が減っています。

ひとつは、間仕切りが増えたことによる閉鎖感。
ひとつは、防犯性能による閉鎖感。
ひとつは、軒の出の短さによる日陰の減少。
ひとつは、敷地が狭くなったことによる庭の減少。

このような内容が増えたとこにより、内と外の曖昧さが減りました。

広く見せるには「外を取り込む」のが一番の方法です。

その取り込み方には、色を使った方法、光を調整して作る空間、視覚を操作するなど、
限られた空間の中に豊かさを作る方法があります。
 

「借景」もその一つです。、境界線に曖昧さをつくることことで広がりをだすことは可能です。
是非この曖昧さにチャレンジしてみてください。
きっと、そこが一番のお気に入りのスペースになるはずです。