先日料理人は「味」だけでなく、「盛り付け」にも注意を払うと聞きました。 

その中でも、日本料理は特に「うつわ」にもこだわるとのことでした。 

 「味」と「目」で楽しむ。 「味覚」と「視覚」をつかって楽しませる和食。
そのためには「食材の盛り付け」と「うつわ」は重要。

食材の色を殺してしまわないように彩りを見ながら器の色を決めるそうです。
日本文化のこだわりが見えてきますね。
一般の食卓で全ての器を良いものにするのは難しいことかもしれませんが、少しこだわってみたいところですね。 

 仕事柄、食器の量をお伺いすることが多く、 食器棚の中を拝見すると「お客様用」「普段使い用」と分けているお宅をよく目にします。

「このお客様用ってどのくらい使いますか?」とお聞きした所、「年1回使うかどうか・・・でも処分はできません。」  

そうですよね。処分はできないですよね。

しかし使わないのはもったいない。食器の場所だけ増えていきますから・・・ 


この「お客様用」の食器を「家族の為」に使うことはできないのでしょうか? 

食器も眠っているばかりでは淋しいものです。

普段使う食器こそ少しこだわってみませんか? 

料理はいきなり上達は難しいかもしれませんが、料理の器を替えることはできますよね。

普段飲んでいる焼酎のコップを少し上品な焼酎グラスに替えてみるだけでうれしくなりませんか?

ほんの少しの気配りが毎日の食卓の空気を変えるものだと思います。
もちろん新しく購入する必要はないですよ。

今あるお客様用のいくつかを普段使いに卸すだけ。

そうすれば食器も整理されて食器棚もスリムになりますね。

日本の心は収納を助けるかもしれませんね。